妊婦にとって必要な葉酸サプリの注意点ー大切なもの、いいものとは

子供が欲しいと考える女性にとって、葉酸は妊娠前から摂取すべき栄養素であることは、最近では広く知られています。いざ葉酸を摂取しようとした時に、世の中にあふれる葉酸サプリメントの多さに驚かれることも多いと思います。

私が妊娠した時も、どれを買っていいのかわからずに困った経験があります。妊娠を望む女性をサポートしてくれるような葉酸サプリを選ぶポイントをまとめてみました。

葉酸サプリはどのようにして選ぶのがいいのか

葉酸を摂取する時期はいつがいいのか

まず葉酸についてですが、葉酸は妊娠が判明してからではなく、子供が欲しいと考える女性は妊娠前から摂取することがよいとされています。それは葉酸が妊娠成立に影響すると考えられているからです。葉酸を摂取することにより排卵障害や黄体機能不全の改善がみられることが報告されています。

特に月経不順の方の妊娠率は上がる傾向にあるといわれています。葉酸を摂取することによって、妊娠しやすい体づくりができることになります。よって妊娠を希望する場合は、まえもって葉酸を摂取することが妊娠率を上げることにつながるのですね。

妊娠したらできるだけ早く葉酸を摂取したほうがいい

妊娠前から葉酸を摂取している方はいいのですが、妊娠がわかってから葉酸の重要性を知った方もいると思います。私も妊娠するまでは葉酸のことなんて全く知りませんでした。妊娠してから葉酸サプリメントを買ったものです。

その場合はできるだけ早く葉酸を摂取したほうが赤ちゃんのためになります。葉酸が赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低下させるからです。神経管閉鎖障害とは妊娠初期に起こる先天異常のひとつです。赤ちゃんは妊娠初期に細胞分裂していくことで、脳や脊髄をはじめとする重要な神経組織を作ります。

神経管は妊娠6週末で完成します。その大事な時期に葉酸を摂ることによってリスクを低下させることが重要なのです。厚生労働省は少なくとも妊娠の1ヶ月前から妊娠3ヶ月までに栄養補助食品で葉酸を摂取することを推奨しています。

葉酸を飲んでなかったからといってリスクが起こるとは限らない

葉酸なんて知らなかった。まったく飲んでいない。という方もおられるでしょう。葉酸を摂取しないからといって、必ずしもリスクがあるわけではありません。飲まなかったからといって心配されずに、分かった時点で摂取しましょう。

葉酸は妊娠前から妊娠中を通して必要な栄養素です。食事からも葉酸は摂取できますので、栄養バランスのとれた食事をとることが一番です。サプリメントでの葉酸の摂取は、あくまで赤ちゃんのリスクを低下させるものだと考えてください。

心配することによるストレスは赤ちゃんに悪影響です。ゆったりとした気持ちでいてくださいね。私も妊娠後から葉酸サプリを飲みましたが、できればもっと早くから知っていたらよかったのにと思いました。妊娠を考えているお友達がいれば、教えてあげるといいですね。

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葉酸の種類ー妊娠時に必要な葉酸とは

葉酸と一口に言っても種類があり、妊娠時に必要な葉酸を選ぶことが赤ちゃんのためになります。葉酸にはプテロイルモノグルタミン酸型葉酸(合成葉酸)とプテロイルポリグルタミン酸型葉酸(天然葉酸)があります。プテロイルモノグルタミン酸型葉酸は食品ではないものから合成して作られており、合成葉酸と呼ばれています。

一方プテロイルポリグルタミン酸型葉酸は、ホウレンソウなどの食品に含まれる葉酸で天然葉酸と呼ばれています。ここで注意してほしいのは、「天然葉酸」だから安全で妊婦にぴったりだと思ってしまうことです。お腹に赤ちゃんがいる女性ならだれしも、安心で安全なものを赤ちゃんのために選びたいですよね。

実際に「天然葉酸」という言葉を前面にだして安全性をうたっているものも多くあります。しかし厚生労働省が推奨しているのは合成葉酸のほうで、1日0.4ミリグラムを栄養補助食品で摂取することを推奨しています。天然葉酸は熱に弱く水に溶けやすい性質であり体内に吸収されにくいのです。

一方合成葉酸は体内の吸収率が高く、赤ちゃんの神経管閉鎖障害のリスクを低下させる働きがあるとされています。そのため、合成葉酸が含まれているサプリメントを選ぶことが重要です。

合成葉酸というと人工物がたくさん入った体に悪いイメージですが、天然葉酸と構造が違っていて、もともと分解されたものが入っているので体内で吸収されやすいのです。

言葉のイメージだけで判断しないようにすることが大切ですね。

葉酸だけよりも葉酸を含むマルチサプリメントを選ぼう

葉酸を含むマルチサプリメントの服用頻度が高いほど、排卵障害が起こりにくいといわれています。葉酸が含まれているサプリメントを通常服用するほうが妊娠しやすい体の状態に近づけて、妊娠率が上がることになるのですね。

またサプリメントを選ぶときは、葉酸のみのものよりも妊娠時に必要なビタミンなどが含まれているマルチサプリメントを選んだほうがよいでしょう。

妊娠時に必要なビタミンとしては、ビタミンE、D、Cがあげられます。ビタミンEは血流改善とともに子宮内膜が厚くなる作用があります。ビタミンDは生殖機能に重要な役割をはたします。ビタミンCは子宮内膜への効果や精子DNA損傷を低下させる効果があります。

ですがビタミンAについては妊娠中に過剰摂取すると、胎児に影響を及ぼすことがありますので注意が必要です。特に妊娠初期はビタミンAを含むサプリメントはさけたほうが無難です。マルチビタミンを選ぶときは、葉酸、ビタミンE、D、Cの入ったもので、ビタミンAが含まれないものを注意して選ぶことがポイントになるのではないでしょうか。

自分にとってのいいものとは何かを見極めよう

自然であるから、天然であるから体にいいものなのだと考えていましたが、きちんと知らなければ今の自分にとっていいものは何かがわからないのだと思いました。言葉に振り回されるのではなく、サプリメントそのものの効果などを見極めて、自分に合ったものを選んでいくことが重要ですね。

それぞれのメーカーが、その商品の良いところを挙げていますが、重要なのは含まれる栄養素の中身であり、それは自分自身で確認し、納得したものを手にすることが大切です。何が赤ちゃんにとって大事なのか、この時期に大事なのは何かをしっかり見極めることも必要なのだと感じました。

赤ちゃんがお腹にいる時から、お母さんの育児は始まっているのですね。赤ちゃんのためになることを考え、勉強し、行動することがお腹の赤ちゃんを守ることにつながります。妊娠中というかけがえのない時間を自分で考えて判断し、赤ちゃんを育てていきたいですね。

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